XJ220エンジンオーバーホール
グループCを制したレーシングカー譲りのメカニズムを分解していきます
V6 ツインターボ 3500cc 542hp
(1)エンジンを下ろす為に色々なパーツを外します
(2)部品点数やボルトナットの数が通常の車よりはるかに多いので、下ろすまでに時間を要します
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(4)カーボン製ディヒューザーを外すと内部が見えてきます
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(7)エンジンを下ろしました
(8)フレーム、マフラー、ミッションなど全てセットで下ろします
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(10)
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(12)エンジンとミッションを切り離し、エンジンをばらしてきます
(13)カムカバー脱着
(14)クランクシャフト
(15)シリンダーヘッド脱着
(16)
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(18)ピストントップにサージングによるバルブと接触した跡があります
(19)ピストンはコスワース製
(20)ピストンやコンロッドの重量をそれぞれ測定したところ、完ぺきなほど狂いがありません。
さすがレーシングエンジンですね
(21)シリンダーの内径の測定
(22)メタルのオイルクリアランスを測定します
(23)オイルポンプもばらして測定します
(24)
(25)このパーツは通常のエンジンではオイルパンにあたる部分で、エンジンの底になる部分です
(26)ヘッドボルトは全て外し測定します
(27)バルブが損傷していた為、バルブ、ガイド、リテーナー、バルブスプリング、スプリングシート、バルブシートなどバルブ関係を全て製作し交換しました
(28)バルブスプリングの作成はバネレートを慎重にセットアップします
(29)
(30)ピストンを組み込みます
(31)
(32)
(33)ヘッドガスケットも部品供給がないので、新たに製作しました
(34)今回はタイミングベルトの部品供給がないので、部品を作成しました
(35)バルタイを測定していきます
(36)ヘッド面を研磨し、ヘッドガスケットを新たに製作しているので、最適なバルタイが求められます
(37)ウォーターポンプはツインです
(38)
(39)カムシールやクランクシールなども部品供給がないので製作しました
(40)タペットカバー
(41)
(42)
(43)パイロットベアリングは交換します
(44)ミッションとドッキングさせる前にクラッチも点検しておきます
(45)
(46)エンジンとミッションのドッキングは何度やっても毎回苦労させられます
(47)
(48)ドッキングも終了し、エンジンオーバーホールも完了しました
(49)あとは車に積み込むだけです
(50)積み込み完了
今回のエンジンオーバーホールは消耗品やシール、ガスケット類、タイミングベルトなど必要なパーツが一切、供給されていないので、部品を一から作る必要があり多くの時間と費用が掛かりました。
XJ220に関して、私どもでは独自のノウハウとデータを持っておりますので、いかなる事にも対応できます。